看護師は産休や育休を取得できる?復帰するときの注意点も解説

「看護師は産休や育休を取得できる?」

「看護師の産休や育休を取得できる期間はどれくらい?」

「看護師が産休や育休を取得すると給与に変化はある?」

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、看護師の産休および育休事情を紹介しています。

最後まで読むことで、看護師が育休明けに復職するまでに準備しておくことについても知ることができるでしょう。

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目次

看護師は産休・育休が取れる!

基本的に看護師は産休・育休休暇が取得可能

世間的には、看護師は産休や育休の取得が難しいとイメージされていますが、実際のところは産休および育休休暇の取得が可能です。

看護師の産休および育休の取得について解説します。

基本的に看護師は産休・育休休暇が取得可能

どの病院施設で働いている看護師であったとしても、基本的には産休および育休を取得することが可能です。

しかし実際には、すべての病院施設で産休や育休を取得できるとは限りません。

そのため、もしも看護師であるあなたが産休や育休を取得したいのであれば、まずは所属している病院施設に相談してみましょう。

【いつからいつまで?】看護師の産休・育休期間

看護師の産休・育休期間

看護師の産休および育休の期間は、次のとおりです。

  1. 産休は出産予定日の6週間前から取得できる
  2. 育休は産後8週間まで取得できる
  3. 健康状態によっては、出産翌日から6週間で職場復帰できる

産休は出産予定日の6週間前から取得できる

看護師の場合、産休を取得できるのは出産予定日の6週間前からです。

そのため、あらかじめいつ出産をするのかを把握しておく必要があります。

出産予定日は、あなたが通院している産婦人科で聞けます。

看護師の仕事をしながら産休を取得したいのであれば、事前に産婦人科へ行って出産予定日を確認しておきましょう。

育休は産後8週間まで取得できる

出産してから取得する育休については、産後8週間まで適用されます。

育休は、産休と一緒に必ず取得できるものではないことを理解しておきましょう。

育休に関しても産休と同様に、事前に所属している病院施設にて申請をする必要があります。

産後はしばらく子どもの面倒を見るために育休が欲しいと考えているなら、きちんと育休休暇の申請を忘れないよう気をつけることが大切です。

健康状態によっては出産翌日から6週間で職場復帰できる

出産直後は体力や健康状態などの関係から、すぐに職場復帰することは難しいです。

しかしなかには、産後すぐに職場復帰したい看護師もいます。

もしもあなたが出産直後から職場復帰したいと考えているなら、健康状態を確認したうえで問題がない場合、出産翌日から6週間で復帰できることを押さえておきましょう。

出産してからすぐに職場復帰したい気持ちもわかりますが、まずはあなた自身の体を労ってあげることが最も重要です。

看護師が産休・育休を取得したときの給与は手取りでいくら?

看護師が産休・育休を取得したときの給与

看護師が産休や育休を取得した場合、給与が変動します。

看護師が産休や育休を取得したときの給料事情について3つ解説します。

  1. 産休・育休中は欠勤扱いとなる
  2. 健康保険によって基本給の3分の2が支払われる
  3. 看護師が産休・育休を取得する際は手当を受けよう

産休・育休中は欠勤扱いとなる

看護師の仕事をするうえで産休や育休を取得しようと考えているなら、産休および育休は欠勤扱いとなることをきちんと理解しておきましょう。

欠勤扱いになると、給料が満額受け取れません。

つまり、産休や育休を取得して長期間休暇をしていると、給料が大幅に減るのです。

看護師のなかには、産休や育休は有給休暇と同じ扱いである認識を持っている人もいます。

しかし産休や育休は有給休暇とは違い、休んだ分の給料は満額支払われないため注意が必要です。

健康保険によって基本給の3分の2が支払われる

看護師が産休や育休を取得すると給料を満額受け取れませんが、健康保険によって基本給の3分の2は支払われます。

そのため、産休や育休を取得したからといって給料が休んだ分すべて支払われないということではありません。

もしもあなたが産休や育休を取得することで給料がなくなると考えているのであれば、安心して良いでしょう。

看護師が産休・育休を取得する際は手当を受けよう

産休や育休を取得すれば健康保険によって給料の3分の2が支払われますが、生活をするうえで十分なお金にならないと悩んでいる看護師も多いです。

看護師が産休や育休を取得する際は、産休手当や育休手当を受けるのがおすすめです。

産休手当や育休手当を受け取ることで、健康保険による基本給の3分の2に加えて収入を上げられます。

産休や育休の影響で給料が減ることで生活に支障が出るのであれば、産休手当や育休手当を有効活用しましょう。

看護師の産休・育休手当はいくら?

看護師の産休・育休手当

産休や育休を取得すると、手当を受けられます。

看護師の場合、産休や育休を取得したときに支給される手当は次のとおりです。

  1. 産休の場合
  2. 育休の場合

産休の場合

産休手当の場合、次の方法で支給される額が決まります。

  • 出産手当金=平均標準報酬日額×2/3×産休日数
  • 平均標準報酬日額=標準報酬月額/30

産休手当でどれくらいの額が支給されるかは、施設やあなたの産休における日数などによって異なることを理解しておきましょう。

育休の場合

育休手当は、次の方法で支給される額が決まります。

  • 育休開始から180日の場合:休業開始時賃金日額×支給日数(30日)×67%
  • 育休開始から181日目以降の場合:休業開始時賃金日額×支給日数(30日)×50%

なお、休業開始時賃金日額については、育休前6ヶ月間の賃金を180で割った額を指します。

あなたが看護師の育休手当を受け取りたいと考えているなら、事前に計算しておきましょう。

看護師は産休中にボーナスを受け取れる?

基本的に、産休中の看護師であったとしてもボーナスは支給されます。

しかし施設によっては、ボーナスを満額支給されるところと支給されないところがあります。

あなたが所属している病院施設では、産休中にボーナスが満額支給されるのかどうか事前に確認しておきましょう。

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看護師が育休明けに備えて準備しておくこと

看護師が育休明けに備えて準備しておきたいことについて紹介します。

  1. 復職後の働き方について職場に相談しておく
  2. 仕事と家事・育児について家族と相談しておく
  3. 職場によっては転職も視野に入れておく

復職後の働き方について職場に相談しておく

あなたが育休明けにどのような働き方をしたいか、事前に見つめ直しておく必要があります。

理由は出産前と出産後とでは、環境だけでなく体力などの変化が大きく異なるからです。

実際に看護師のなかには、復職できたとしてもできる仕事内容が制限されてしまう人もいるため、復職する前にあらかじめ自分自身の体や家庭環境と向き合っておきましょう。

仕事と家事・育児について家族と相談しておく

あなたが看護師の仕事に復職する場合、家事や子どもの面倒を見る時間がうまく取れないと悩むかもしれません。

復職してから家事や育児をうまくこなすためには、家族と役割分担することが非常に大切です。

そのため、あなたが復職する際は事前に家族内で家事や育児の役割分担について相談しておきましょう。

職場によっては転職も視野に入れておく

たとえあなたが育休明けに復職したいと考えていたとしても、職場環境の影響で仕事と育児が両立できないケースもあります。

もしもあなたが所属している病院施設では仕事と育児を両立することが難しいと判断したなら、転職を視野に入れるのもおすすめです。

今では多くの施設で、看護師の求人を募集しています。

また看護師の転職サイトも多く存在しているため、復職してからの働き方に合った職場を見つけやすいです。

復職してからだと今の職場ではやっていけないと感じたら、転職も視野に入れておきましょう。

看護師の産休・育休に関するよくある質問

看護師における、産休および育休に関するよくある質問を紹介します。

  1. 看護師は産休前に有給の申請ができる?
  2. クリニック看護師は産休・育休が取れない?
  3. 男性看護師は育休を取得できる?
  4. 看護師は3年以上の育休を取得できる?

看護師は産休前に有給の申請ができる?

基本的には、産休前の看護師が有給休暇の申請をとることは可能です。

しかし施設によっては、産休前に有給休暇を申請できないところがあります。

もしあなたが産休前に有給休暇の申請をしたいのであれば、事前に所属している施設で認められているかどうかを確認しておきましょう。

クリニック看護師は産休・育休が取れない?

たとえクリニック看護師だったとしても、産休や育休を取得することは可能です。

原則、産休や育休の取得は労働基準法に基づいた労働者に対する権利であるため、仮に施設側に理由があったとしても認められません。

ですから、クリニック看護師だからといって諦めず、積極的に産休や育休を取得しましょう。

男性看護師は育休を取得できる?

基本的に育休の取得については、男女問わず可能です。

そのため、男性看護師であったとしても育休を取れます。

男性看護師が育休を取得できる期間は、子どもが1歳になるまでです。

もしも育休を取得したいなら、まずは所属している施設にて申請しましょう。

看護師は3年以上の育休を取得できる?

3年以上の育休を取得できる看護師は、雇用形態によって異なります。

また長期間の育休を取得したい場合、最低でも1年以上は所属している施設で働いていなければいけません。

また、正社員以外のパートやアルバイトは、3年以上の育休を取得することが難しいと考えておきましょう。

看護師の産休のまとめ

基本的に、どの看護師でも産休や育休を取得できます。

しかし産休や育休を取得する際は、事前に所属している施設長に申請する必要があることを理解しておきましょう。

また育休明けで復職する際は、事前に家族と家事や育児についての役割分担を話し合っておくことが大切です。

これから出産を控えている看護師は、きちんと計画的に産休や育休を取りましょう。

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